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開業知識ファイル

No.4事業計画策定におけるポイント

開業準備編
事業計画策定の目的

事業計画書とは、これから始める事業の具体的な内容や収支計画などをまとめたもので、クリニックを開業する際には事業計画書の策定が必須と言われています。

なぜ開業するにあたり事業計画書が必要なのでしょうか。

様々な目的がありますが、そのうち特に重要なものを見ていきましょう。

1.開業時の融資審査のため

クリニックを開業するにあたって必要となる資金は、物件や医療機器等にかかる初期費用のみならず当面の運営資金も確保しておく必要があり、その負担は非常に大きなものとなります。

そのため一般的には銀行などから融資を受けることになりますが、その審査の際に必要となるのが事業計画書です。

融資審査では様々な書類や面談などが行われますが、その大部分で「遅滞なく返済してくれるか」を見ています。

きちんと返済できるクリニックであることをアピールするためにも、事業計画書が融資審査が通るか否かの鍵といっても過言ではありません。

2.開業の指標として活用する

事業計画書と聞いて、税理士やコンサルタントなどにすべて任せきりにしてしまう先生もいらっしゃいますが、策定した事業計画書は融資だけに活用するもの……というわけではありません。

検討・準備時点での事業計画策定は、立地やコンセプト、開業後どのくらいの患者様が見込めるかなどを織り込んでいき、実現性や収益性を確認しながら計画を修正していく重要な工程となります。

検討してきた情報をもとに策定した事業計画でどの程度の期間で黒字になるか、その計画が実現可能なのかを見ていきながら理想のクリニックを作り上げてください。

事業計画策定のポイント

事業計画は、診療科目毎の単価や外来患者数の見込み、経費がどの程度かかるのかなど統計指標を活用して開業後5年間を策定していきます。

その際、開業時の事業計画策定においては、利益を保守的に見積もることが開業を成功させるポイントとなります。

 

DMSでは、診療科目やスタッフ数、導入する医療機器などを選択することで開業資金と売上のシミュレーションを行うことができます。

是非シミュレーションを行って事業計画のイメージを掴み、スムーズな開業に役立ててください。

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